読みたい

 実現するかどうかはさておき、いつかZINEを作る日に備えて参考にしようと思い、ツイッターでアンケートを実施中。よろしければご協力お願いします。どのサイズなら手に取りやすいか(捲りやすいか・読みやすいか)収納しやすいか、というようなことが気になっています。視認性に関しては、テキストメインならサイズ別の大差はそれほどなさそう。


 安堂ホセ『ジャクソンひとり』を読んだ。一気に読んだ。ポルノに大麻に暴力にと、不穏な要素が次々現れるので全体的にアングラ感が強いけれど、軽妙な会話や語りのおかげで寧ろポップに映った。小説を読んでいてこんなにも映像が鮮明に再生されたのは久しぶりかもしれない。多角的視点で描写されているにも関わらず、物語が進むにつれ主人公たちが溶け合って境界が曖昧になっていく感覚も面白かった。
 読後は無意識下の偏見や差別が自分の内側に染みついていることを自覚し、深く猛省した。この問題を乗り越えるには想像力をもっと鍛えなければならないし、知識を蓄えなければならない。そして何より重要なのは個を個として認識し、思いやる心。大雑把で幼稚な結論かもしれないけど、大切だし難しいことだと思う。
 まだまだ面白い本が読みたいのでアンテナを長く広げたい。
 今、これを書きながらノンアルコール飲料(レモンサワー)を飲んでいる。0.00%なのに頭がぼんやりして手に力が入らない。ぽかぽかする。ちらっと調べた限りでは、お酒に不慣れな人などはこうして「空酔い」することもあるらしい。この調子だと催眠術にもかかりやすいだろうな。今後、突如五円玉を目の前で振られたら気をつける。