仕事が慌ただしく、へとへとで帰途を辿っていたら、曲がり角から柴犬が現れて、顔の筋肉が一気に緩んだ。柴犬と目が合うことはなかったけれど、すれ違うときにじろじろ見てしまった。全ての疲れが吹き飛んだ。もしもお金持ちになったら広めのお家に引っ越して、犬と猫と一緒に暮らしたい。大型犬も好きなんだけど、体力的に難しそうだから、迎えるとしたら小型犬が良いかもしれない。猫は黒猫が良い。犬と猫に毎日しつこく接したら、嫌がられるだろうか。


 この間、まどマギの映画を観に行った。まどマギの凄い点はアニメにしか出来ないことをずっとやり抜いているところだなと思った。やや過剰に思える画作りや演出が良い。TVシリーズ放送から年数が経っているけど声優さんたちの声があまり変わっていないのも良かった。

 でも肝心のストーリーは、終盤で何の脈絡もなく死刑制度について考えてしまったせいで上手く理解できなかったので、機会があれば再チャレンジしたい。グッズも欲しかったけど尽く在庫切れだった。人気があるのは良いことだと思う。


 そして昨日は初めてクイズ大会の観戦に行った。映像ではいくつか大会の様子を見たことがあるけれど、やっぱり実際に生で見るのとでは全然違った。スタッフや客席などの映像には映らない部分も含めた何もかもを五感で味わえて良かった。作問者や大会によって問題文も多種多様なんだろうなということも窺えて新鮮だった。参加者よりも早く正解できそうな問題は本当に少なくて、知識不足を痛感した。好きなアイドルや作品が出題されると嬉しい。

 次にクイズ大会に足を運べるとしたら来月以降だと思うので、楽しみ。色々なレギュレーションの大会を見に行きたい。

 今日、職場で、この人たちは異性愛規範の内側で生きてきた人たちなんだなあと思う出来事があった。フェイクありで大まかに書くと、私以外の職員たちが、こんな会話をしていた。とある女性二人がずっと同じ職場で働いていることに関して、「あの二人って仲良いんですか?」「うん、そうみたい。片方が転勤するとついて行くんだって」「えー、友達と一緒に働くなんて私なら絶対嫌だなー」と。私は彼女たちは恋人同士なんじゃないかなと思ったんだけど、黙っていた。完全なる異性愛者(そんな人がいるのかは分からないけど)は、同性二人が親しくしていると、イコール友達と見なすのだろうか。でも確かにそれが大多数なのかもしれない。現に、令和八年ももう折り返しだというのに「彼氏いるの?」と訊かれる。彼氏はいないけど好きな人なら百人いるよ!と言いたいけどいつも言えない。


 今期はアニメを一本も観ていない。試験勉強に集中したかったから。でもあんまり集中できなかった上、ちっとも暗記が進まなかった。多分関心がないから覚えられないんだろうなと思った。それとも鬱を繰り返しているうちに物覚えまで悪くなっちゃったのかな。最近は色々な薬の副作用がちょっとしんどい。頭痛、吐き気、目眩、中途覚醒、幻覚、幻聴。七月は一度も仕事を休まなかったのに、八月は休んでしまった。

 アニメは観ていないけれどドラマは『Tokyo Middle 30』を観ている。東京で生きるミドサー女性三人それぞれの日々が描かれている。自分も同世代だけど、かといって近い視線で共感しながら観ているわけではない。特に何も考えず、夜ご飯を食べながらゆったり楽しんでいる。今はこれくらいの楽しみ方が好き。


 あと今日綿矢りさ『グレタ・ニンプ』を読んだ。めちゃくちゃ面白かった。大人しかった妻が妊娠を機に悟空のような喋り方とファンキーな見た目にキャラチェンしてしまい、混乱しつつも寄り添い続ける夫の話。とにかく高熱時に見るトンチキな夢みたいな文章で綴られていき、愉快。やっぱり小説は自由で良いんだなと思わせてもらえて光が見えた。学生時代はとうに過ぎたというのに九月一日は何となく気が重たかったけれど、こうして良いものが読める世界で良かった、感謝。

 午前の仕事中、鬱々とした気持ちが胸の中に広がって、もう死ぬしかないかなあ、お盆休みに死のうかなあ、と考えていた。お昼休みに入ってすぐ、週末のカーシェアの予約をキャンセルして、冷凍食品を詰め込んだだけのお弁当を食べた。その後、読みかけだった若林正恭の『青天』を最後まで読み終えた。そうしたら死にたい気持ちがすっと消えていることに気づいた。アメフトのことは全然分からないのに五感に伝わってくる熱い文章に読まされてしまった。良いものを読めて良かった。

 でも帰宅したらまた死にたくなって、生きたくなって……その繰り返し。浮き沈みが激しすぎる。

 ……と、ここまで書いて放置していた。


 イベントに行く予定が四つあるのでその前に何かしらの美容施術を受けておきたいなと考えている。とりあえず何年も受けていないシミ取りレーザーは必須として、今は、輪郭を整えたいなと思っている。諦めた脂肪注入を再検討しつつ、糸リフトも考えている。でもこうやって施術方法を自分で考えるのではなく、悩みをクリニックで相談してから決めた方が良さそう。


 ここ数日は小説を書くための資料を読んだり動画を見たりしている。そういう時間が一番楽しいからずっと続けたいなと思っている。

 あと麦茶が美味しくて、毎日飲んでいる。

 試験がひとつ終わったので少しほっとした。合否については考えないことにして、次の試験に向けて少しずつギアを入れていこうと思う。


 最近読んだ本は町屋良平『IDOL』。70年後の未来からタイムスリップした双子の兄弟がボーイズグループでデビューして、夢を見る話。本作の未来では「夢」も「嘘」も「兄弟の絆」も消えている。言葉もダンスも全部「令和時代」に合わせる必要があるのだけれど、その描写が滑稽で、町屋節が効いているなと思った。町屋さんの小説の好きなところは地文も台詞も息を吐くようにナチュラルなところ、そしてひとさじの違和感があるところ。今作は文学文学していなくて、エンタメやSF要素も含まれていて、それでいて強烈に青春していて、それが今の自分の気分に合っていたように思う。とにかく引き込まれた。でもそれはオーディション番組や韓国のアイドルをある程度知っているからだと思う。一切知らない人が読むと、用語がちっとも分からないかもしれない。


 長らく小説を書けていなかったけれど、このところようやく物語が頭の中に浮かんできたから、沢山メモしている。資料が必要になりそうだから、色々と古本も買った。物語が浮かぶとき、そしてそのことに高揚するとき、この上ない生と幸福を感じる。

 暑くなってきて早くもバテ気味だけど、心はとても元気!

 ふと、小中学生の頃は気象痛も生理痛もなかったなあ、と思った。今は気圧の影響をもろに受けるので不思議。今年はずっと体調が優れないのも不思議。でもようやく風邪症状が落ち着いてきたから、心まで晴れてきた。あとは長きに渡るえずきが治ってくれたら嬉しい。自分では逆流性食道炎か自律神経の乱れからきていると睨んでいるけれど、どうだろう。今飲んでいる漢方薬が早く効いてくれることを願うばかり。チケットを買って楽しみにしていたライブにも行けなくて悔しい思いをしたので、やっぱり健康が第一。

 もしも犬と暮らしていたら、頻繁に吐きそうになっている私を見て心配して駆け寄ってきてくれたりするんだろうか。最近はよく、犬と暮らす妄想をする。妄想上の犬は、白いポメラニアンだったり、白黒のボーダーコリーだったり、黄金色のゴールデンレトリバーだったりする。同時に、そこに猫もいてほしいなと思う。猫は昔から黒猫に強く惹かれる。でもSNSで子猫の写真や映像を目にする度、黒猫は少ないなと思う。その希少性も良いのかもしれない。子猫は皆、驚くほど脆そうな四肢をしていて、体毛がぱやぱやしていて、まだ身体の動かし方に不慣れな様子で、どこかぎこちなくて、それでいて懸命に動いていて、愛らしい。思わずぎゅっと抱きしめたくなって、涙が出てくる。犬や猫ってどうしてこんなに可愛いんだろう。そんな話をよく姉ともする。この間は、お金が沢山あったら動物を飼うか否か、という議題になって、結局飼わないという結論に至った。やっぱり自分のことで精一杯なうちは難しいだろうから。来世では白くふわふわの犬と、黒くて艶々な猫と暮らしたい。


 最近は三宅香帆さんの評論をよく読むようになった。ものすごくコンスタントに本を刊行されているのがすごい。あと時間の使い方がお上手そうなので、コツを知りたい。SNSをこまめに更新されていて、本を沢山読まれていて、そして沢山本を出されている……すごい。

 少し前に好きなアイドルができて、それはそれで楽しくしていたけれど、推すことの難しさを感じるようにもなっていて。そんなときに三宅さんの本を読んで、少し心が軽くなった。私は好きな人や作品が多いから、どこにどれだけ熱を注ぐか、注げるかを、時には取捨選択しなくてはならなくて苦しかったのだけど、自分だけの言葉を抱いて、揺らがずにいよう!と思えた。ステージで歌って踊るあの子のことは好きだけど、直接お話することに関しては勇気やそれほどの興味を持てなかった。でも、それでも良いんだと思う。


 先日は、好きな声優さんの朗読劇に行ってきた。音声できちんと楽しめるかどうかという不安があったけど、公演時間が一時間と短かったこと、最前席で演者さんの顔がよく見えたことで、表情や動作でも物語が染み込んできたのが良かった。音声作品になかなか集中できない自分でも、ちゃんと理解できた。

 また台風が来るみたいだから、情報をこまめにチェックして、備えたい。そして試験まであと一週間ほどなので、自分を追い込んで頑張るぞ。