今日、職場で、この人たちは異性愛規範の内側で生きてきた人たちなんだなあと思う出来事があった。フェイクありで大まかに書くと、私以外の職員たちが、こんな会話をしていた。とある女性二人がずっと同じ職場で働いていることに関して、「あの二人って仲良いんですか?」「うん、そうみたい。片方が転勤するとついて行くんだって」「えー、友達と一緒に働くなんて私なら絶対嫌だなー」と。私は彼女たちは恋人同士なんじゃないかなと思ったんだけど、黙っていた。完全なる異性愛者(そんな人がいるのかは分からないけど)は、同性二人が親しくしていると、イコール友達と見なすのだろうか。でも確かにそれが大多数なのかもしれない。現に、令和八年ももう折り返しだというのに「彼氏いるの?」と訊かれる。彼氏はいないけど好きな人なら百人いるよ!と言いたいけどいつも言えない。
今期はアニメを一本も観ていない。試験勉強に集中したかったから。でもあんまり集中できなかった上、ちっとも暗記が進まなかった。多分関心がないから覚えられないんだろうなと思った。それとも鬱を繰り返しているうちに物覚えまで悪くなっちゃったのかな。最近は色々な薬の副作用がちょっとしんどい。頭痛、吐き気、目眩、中途覚醒、幻覚、幻聴。七月は一度も仕事を休まなかったのに、八月は休んでしまった。
アニメは観ていないけれどドラマは『Tokyo Middle 30』を観ている。東京で生きるミドサー女性三人それぞれの日々が描かれている。自分も同世代だけど、かといって近い視線で共感しながら観ているわけではない。特に何も考えず、夜ご飯を食べながらゆったり楽しんでいる。今はこれくらいの楽しみ方が好き。
あと今日綿矢りさ『グレタ・ニンプ』を読んだ。めちゃくちゃ面白かった。大人しかった妻が妊娠を機に悟空のような喋り方とファンキーな見た目にキャラチェンしてしまい、混乱しつつも寄り添い続ける夫の話。とにかく高熱時に見るトンチキな夢みたいな文章で綴られていき、愉快。やっぱり小説は自由で良いんだなと思わせてもらえて光が見えた。学生時代はとうに過ぎたというのに九月一日は何となく気が重たかったけれど、こうして良いものが読める世界で良かった、感謝。