毎日何をしているかと言うと、結局、書いている。書くことでしか得られないものがどうしてもあるらしい。朝起きて書いて、仕事に行って、お昼休みに家に戻ってきて書いて、また仕事に行って、夜に帰ってきて書いている。早く眠って早起きしたいのに、目も頭もキシキシに冴えたままベッドに入ることになるので、最近は二度寝ばかりしている。でもこの一週間で原稿用紙一五〇枚を進められた。こだわりを捨てて、とにかく目の前もしくは頭蓋骨の内側に浮かんだ景色や人々の小さな挙動を書き写す作業に徹している。ポメラじゃなくてパソコンで書き始めてしまったことを少し後悔している。パソコンはパスワードを入力しなければ立ち上がらないにも関わらず、いつも興奮しながらパスワードを打ち込むので、絶対に一度はミスをして、画面に阻まれる。悪いときは三回ミスをする。「今これを書きたい」と思ったらすぐに書かなければいけない。そういう強迫観念が指をもつれさせるのだと思う。

三月にぐつぐつ煮詰まった脳味噌を休めるために、四月は遊びまくるぞと決めた。なのに結局、書いている。学びを得るためのテキスト(小中学生向けの参考書など)をいくつか購入したので、気が向いたら勉強にも励みたい。読みたい本も観たい映画も溜まっているので少しずつ手を伸ばす。


たった今、「輪るピングドラム」の劇場版化を知った。

十周年ということにまずびっくりした。好きが詰まった作品。ピンドラを観たから、愛や家族、運命といったモチーフ・ワードに惹かれるようになったと思っている。

「あの花」も十周年らしい。十周年のホームページの大人になった皆を見て、胸が熱くなった。無事に大人になれたこと、全然当たり前じゃないんだけど、皆がそこにいることを当たり前に感じてしまう自分がいた。


写真を撮る前に桜が散ってしまいそう。また来年トライする!